もしかして普通?うちによく来る患者さん

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みなさんこんにちは!りつです!

当薬局で抗原検査キットを販売し始めてから、1日1回くらいはその対応をするようになりました。

私はもう実際に使っているので説明はバッチリです。

やっぱり経験って大事ですね!

また、コロナ関連でのご相談はもちろん、それ以外での質問・相談なども増えてきたように思います。

以前よりも1人あたりの患者さんと接する時間が増えた気がしますね。

今回も患者さんとの会話などでよく体験することをお話したいと思います。

以前の患者さんシリーズの記事はこちらです。

それでは始めていきます。

 

目次

調子が悪い所は?

当薬局にいらっしゃる患者さんはとってもユニークな方が多いです。

例えば、こんな出来事がありました。

 

Aさん、いつもの糖の数値を下げる薬ですが低血糖は出ていませんか?
例えば、ふらつき、冷や汗、ふるえなどの症状ですね。

大丈夫大丈夫!
もうずっと飲んでいるけど何ともないねえ。

それはよかったです。
他にも調子が悪い所はないですか?

口と頭が悪いくらいだな!
わははは!

 

虚をつかれて吹き出しそうになりましたが、あわてて「そんなことはないですよ!」とお返ししました。

少し自虐的な話し方で笑いを誘ってくれるのですが、素直に笑ってしまうと失礼だと思うのが辛い所です💦

案外同じようなセリフを言われる患者さんは多いですね。

絶対に笑ってはいけないリアルバージョンです😅

 

 

腰痛に悩んでいる患者さん

当薬局にはご高齢で農家を営んでいらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。

これも1人、2人だけでなく、かなり聞くことが多い内容です。

会話の流れはこんな感じです。

 

Bさんこんにちは。
腰の痛みはどうですか?

うーん、あんまり変わらないねえ。
最初よりは良いけど、腰が痛いのはすっかり良くなるってことはないね。

そうですか。
良く効く薬ではあるんですけどね・・・。
無理はされていないですか?

畑とか家の周りの草取りをするくらいかな。
毎日ずーっとやってるよ。

えっ、毎日ですか?
草取りは、かがむのでけっこう腰に負担かけちゃいますね。

そうよねえ。
でも放っておくと、どんどん草が伸びるからやめられないのよね。

たしかに草はすぐ伸びるから、仕方ないですよね。
ただ、やはり頑張りすぎると痛みが悪化すると思うのでBさんが心配です。
もし可能であれば、除草剤を使ったりすると良いのかもしれませんね。
畑は野菜を育てるでしょうから、難しいかもしれませんが💦

 

内容の差はあれど、似たような会話は本当によくあります。

特に80~90歳代の方では、お話を聞くと7~8割ほど草取りをされているように思います。

みなさん真面目で働き者ですね😅

習慣になっていると変えることが難しいかもしれませんが、無理がないようにお願い致します・・・。

 

 

名前を呼んでも反応なし

忙しいと患者さんの顔と名前が一致できないことが多々あります。

そのため、服薬指導の準備ができたら直接その方に話しかけて呼ぶというよりは、全体に少し大きめな声で呼び出して来てもらうという形になります。

これはたまにある事例です。

 

(普通のボリュームで)
Cさん。

(少しボリュームを上げて)
Cさん。

(休憩スペースの方にも行って)
Cさーん!

(声のボリュームを上げて)
Cさーん!

 

・・・応答なし。

 

近くにスーパーがあり、処方箋だけ置いて買い物に出かける患者さんも多いです。

Cさんの場合も買い物などで外出したんだろうなと思い、準備できた薬のセットを調剤室内の「あとで来る人用のスペース」に置き、他の患者さんの対応をしました。

念のため、1~2人服薬指導時が終わるたびにCさんの名前を呼びましたが反応はありません。

1時間程して・・・。

 

Cだけど、俺の薬はまだできないの?

えっ?!
ずーっと呼んでいたんですが・・・。
外出されていましたか?

いや、休憩室で休んでいたよ。

 

これもバリエーションが色々ありますが、

  • 難聴のために聞こえなかった
  • TV、雑誌を注視していた
  • 寝ていた
  • お手洗いに行っていた

などが例として挙げられます。

たまに怒られることもありますが、これはどうしようもないかなと思いますね😅

 

 

薬まだ出ない?

これもよくある事例です。

多い場合だと1日3、4人くらいと遭遇することもありますね。

 

Dだけど薬まだ出ない?

Dさんですね。
少々お待ちくださいね。

早くしてね。
すっと待っているんだから。

すみません。

 

薬歴を開いたり、事務さんに聞いたり、調剤室のあとでのスペースに薬があるか、FAXが来ていたりしないか・・・などなど全て確認しました。

でもDさんの処方箋を応需した形跡がありません。

 

確認したのですが、処方箋をいただいていないようですね。
今日受診されたんですよね?

えー、渡したはずだけど。
今日受診したよ。

うーん、処方箋がうちにないんですよね・・・。
申し訳ないのですが、念のため鞄の中をもう一度確認していただけませんか?

仕方がないわねえ。
(鞄の中を確認)
あっ!処方箋入ってた!
ごめん、出してなかったんだね。

ありましたか、良かったです。
なるべく早くご用意いたしますので、少々お待ちくださいね。

 

これ以外にも例えば、

  • 3枚ある処方箋のうち3枚目が鞄に入ったままだった
  • 内科分は渡していたが、整形外科の処方箋を渡していなかった
  • 病院側が患者さんに処方箋を渡すのを忘れていた

などありますね。

新人の頃はあたふたしながら対応していましたが、慣れというのは怖いものです。

もう入社してからずっとあるので冷静に対処できるようになりました。

 

 

薬の銘柄にこだわりがある人

以前は薬の銘柄が、

「この会社のものじゃないと嫌だ!」

という患者さんが多くいらっしゃいました。

例えば、新型コロナウイルスが流行する前ではEさんという患者さんがいらっしゃいました。

その時の処方内容は以下の通りです。

【般】ロキソプロフェンナトリウム水和物60mg 3錠

1日3回 毎食後 30日分

以前Eさんは、通っている病院の門前薬局で薬をもらっていたようですが、家から近い当薬局に変えることにしたようです。

お薬手帳を見ると、ロキソプロフェンNa錠60mg「日医工」で調剤されていました。

当薬局の採用はロキソプロフェンNa錠60mg「YD」なので、こちらで調剤しました。

 

以前から処方されている解熱鎮痛薬ですね。
薬の採用の都合上「YD」という製薬メーカーさんのものに変えさせていただきました。
見た目は違いますが、有効成分は変わりありませんので安心してお飲み下さい。

えっ!
これじゃダメだよ!

えっ、ダメとは?
添加物などは違いますが、効き目に差はないですよ?

いやいやいや。
最初ロキソニン(先発)で出してもらって効かなかったの。
その後もいくつかのジェネリックに変えてもらって、
「日医工」に変えてもらったらようやく効いたんだよ。
他の薬は偽物でしょ。
「日医工」で出してよ。

有効性が確認されたものしか薬は承認されませんし、
ちゃんとした卸さんから薬を納品してもらっているので偽物はありませんよ。
ただ、どうしても「日医工」を希望されるのであれば手配致します。
卸さんに連絡してみないと何とも言えませんが、
早くても明日のお昼くらいの納品になると思われます。
後日お届けに伺いますが、それでもよろしいですか?

ふーん。
まだ薬は3日分くらいはあるからそれでいいよ。
また明日来てあげるから用意しておいて。

翌日、Eさんには無事希望する「日医工」でお渡ししましたので事なきを得ました。

なるべく患者さんの希望に沿った薬を提供したいと思いますが、現在では厳しいですよね。

特に度重なる出荷調整などで薬そのものが入りにくいので、どの薬局さんでも苦労されているかと思います。

当薬局ではやむなく銘柄変更せざるを得ない薬に関しては、ご理解いただける患者さんが多い方だと思います。

ありがたいことです。 

 

 

おわりに

いかがでしたか?

またまた色々な患者さんのエピソードをご紹介しましたが、みなさんの中でもご経験あるかもしれません。

患者さんと接する回数が増えれば増えるほど、さらにこういった経験も増えていくと思います。

今後も患者さんの印象に残ったエピソードなどお伝えできればと思います。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

次回の記事もお読みいただけると嬉しいです。

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