みなさんこんにちは。りつです。
今回はおすすめのマンガの紹介です。
- 少し変わったジャンルのマンガが読みたい
- 医療系のマンガが読みたい
こういった方向けにおすすめのマンガを紹介します。
王道ストーリーではないもの
ミステリと言う勿れ
全13巻(R5/10現在)が発刊されています。
大学生の久能 整(くのう ととのう)君が色々な事件に巻き込まれつつ、解決していくようなお話です。
作中で整君は、雑学をこれでもかと話しているので思わず「へぇ~」と言ってしまうと思います。
また絵柄がふわっとした優しい感じなのが良いですね(癒されます)。
本作はジャンルとしてはミステリなのですが、作者は
ミステリじゃないです むり そんな難しいもの描けるもんか
と主張していたようです(Wikipediaより)。
謙遜されていますが、トリックや仕掛けなどは丁寧に作りこまれています。
名探偵コナン・金田一少年の事件簿などの王道ミステリ漫画と違うところは、殺人が起こる前に犯人を特定して犯行を防いだりすることも多い所でしょうか。
また「犯人を特定して終わり」ではなく、「思いやりを持って諭す」ような点が印象的です。
とてもハートフルな作品なので感動する話が多く、私は何度も涙腺を刺激されました。
最近では映画も上映されており人気を博しています(私は2回見に行きました)。
主人公役の菅田将暉さんは、クセのある整君の役を器用に演じられているのがすごかったです。
また私は俳優では特に滝藤賢一さんが好きなので、見ていてとても楽しかったです。
みなさんもぜひ映画もご覧いただければと思います。
※ちなみに2~4巻の内容が映画になっています。
ブルーピリオド
ヤンキーだけど成績優秀で人当たりも良い高校生・矢口八虎(やぐち やとら)のお話です。
彼はある日、一枚の絵に心奪われました。
その衝撃は矢口君を駆り立て、藝大への道を歩んでいきます。
美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、彼と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指すといった内容です。
私も以前は美大に進学したいと思っていましたが、この本を読んであまりの大変さに衝撃を受けました。
また、とてつもない努力をしても報われるかどうかはその人次第なのが切ないです。
それでも矢口君は努力と葛藤の中で作品を作っていきます。
彼はピュアで精神的な脆さもあり、思わず応援したくなる、そんな作品です。
薬屋のひとりごと
舞台は中国の中世。
宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)のお話です。
彼女は薬師で学もあったのですが、周りにはそれを隠して生活していました。
ある日、帝の御子たちが皆短命であるという噂を聞いてしまったところから、彼女の物語は動き始めます。
薬師は字のごとく、薬剤師にあたる職になります。
また作中は中世なので、当然ながら現代のような薬はありません。
乳鉢・乳棒で生薬をすりつぶし、混ぜるというようなTHE・薬といったノスタルジーを感じさせられます。
高校社会(世界史?)で習った「宦官」なども登場するので、面白いですしちょっと勉強になるかも?
今はアニメ化もされていて、アマゾンプライムで視聴することもできるためそちらもぜひご覧いただけると幸いです。
医療系マンガ
処方箋上のアリア
調剤薬局の薬剤師・麻生葛が主人公のお話です。
彼は一部の人以外にはタメ口で話し方は粗暴な感じで、恰好も少しだらしない人物です。
しかし、医療の知識は豊富で一目であらゆることを推察する探偵顔負けの一流薬剤師です。
新人薬剤師・浜菱愛莉とともに患者さんの悩み・問題を解決していく内容となっています。
さすがに口調・態度は真似しない方が良いと思いますが、麻生さんの問題解決能力や患者さんへの思いやりの心に関しては見習いたいと感じました。
作者の三浦えりかさんは薬剤師免許があり、実際に勤務経験があります。
マンガの内容は実際に役に立つ内容もかなりたくさん織り込まれているため、気分転換で読んでいても勉強になっているような一石二鳥な作品です。
薬剤師にはもちろん読んでいただきたいですが、一般の方でも薬局の裏側が分かって面白いと思います。
アンサングシンデレラ
総合病院の薬剤師・葵みどりが主人公のお話です。
タイトルにあるアンサング(Unsung)とは、「称賛されない、知られざる」という意味です。
病院薬剤師は患者さん側からは目立たない立場ですが、医療を裏から支えています。
医師のように頼られず、看護師のように親しまれず、誰からも賞賛されなくても患者さんを支える。
そんな健気な彼女が奔走する物語です。
ドラマ化もされており、主人公を石原さとみさんが熱演されていました。
とても凛としていて役にハマっていたと思いました(そしてカワイイ!)。
気になった方は原作・ドラマ両方チェックしていただければと思います。
ブラックジャックによろしく
大学附属病院の研修医・斉藤英二郎が主人公のお話です。
彼は医学部を卒業後、理想としていた日本の医療との矛盾に悩みます。
それでも自分よりベテランで権力のある立場の人にも正々堂々立ち向かって行きます。
すごく泥臭い内容ではありますが、彼の血の滲むような努力が描かれていて、気づいたら彼を応援していると思います。
斎藤さんは初めは研修医でしたが、彼自身も徐々に成長していく所も見どころとなっています。
私は大学生の時に本作を読みました。
私が目指しているのは薬剤師ではあったものの、「自分も医療に貢献するために頑張ろう!」と勉強のモチベーションを上げてもらった作品です。
KindleUnlimitedでは無料となっているため、ぜひお読みいただきたい作品です。
おわりに
いかがでしたか?
今回は少な目ではありますが、王道ストーリーではないようなマンガのご紹介をしました。
たまにこういう変わり種を見つけると嬉しくなります。
今後も面白い・おすすめできる書籍についてご紹介できればと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事もお読みいただけると嬉しいです。
それでは。