仕事を辞めたいなと思った時は

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皆さんこんにちは。りつです。

お仕事をされている方の多くは、

もう働きたくない!辞めたい!

と思ったことがあると思います。

私も新人の頃から辞めたいと思ったことが何度もありました。

今回は私・知人の実体験からどのように解決したかについてお話ししたいと思います。

 

目次

辞めたいなら辞めよう

実際これに尽きると思います。

自分の許容範囲を超えるストレスが長期的にかかるようであれば心を病むでしょう。

慢性的なストレスを我慢し続けていると、食欲が落ちたり、逆に過食になったり、お通じの不順、胃の不快感・吐き気、不眠など体の不調が徐々に現れてきます。

また、以前まで楽しいと感じていた趣味が少しも楽しくなくなったり、何をするにも意欲がなくなるという状況に陥るかもしれません。

過度のストレスにさらされ続けると、うつ病・統合失調症などの精神疾患を患ってしまう可能性もあります。

精神科病院の門前薬局へ週1回程度ヘルプに行きますが、このような患者さんは非常に多く見受けられます。

 

心の限界がきているようなら離職・転職を視野に入れましょう

ただ生活が不安だから仕事を辞めれないという方も多いと思います。

日本には失業保険制度があるため、一定の条件があれば受給できるためうまく活用できると良いですね。

しかし、支給が始まるのが最短で2ヶ月+7日後となるため、2ヶ月分の生活費の貯蓄がないと難しい点がハードルになっていますね。

自己都合退職の場合の受給条件など

  • 離職日以前2年間に被保険者期間が通算12カ月以上あること
  • 被保険者期間は賃金の支払いの基礎となった日数が11日以上、もしくは賃金の支払いの基礎となった時間数が80時間以上ある月を1ヵ月として計算
  • 給付を受けるには、ハローワークでの手続きが必要
  • 支給が始まるのは最短でも2ヶ月と7日後

 

ちなみに私の後輩さん(薬剤師)は、以前の職場ではほぼ毎日残業続きで辛いと話していました。

LINEで連絡を取り合っていましたし、帰省のタイミングで会って相談にも乗っていました。

社長・役員にも相談して最終的には退職後、当社のグループ薬局へ来てもらうことになりました。

後に分かったことですが、彼は相談を受けていた頃から転職サイトに登録して職場を探していたようです。

求職者の情報は当薬局にもよく来るため、早めに再就職・採用したいという人・会社にとっては便利だと思います。

今の職場の環境を変えたいという方は、転職サイトに登録してみるのもありなのかなと思います。

 

 

私がつらいときに読んだ本

実際に読んで助けられた本があります。

「死にたい」と思っていた時に読んだ本・・・①

そこから回復してもう少しメンタルを強くしたいと思って読んだ本・・・②、③、④

過去の私のような方の参考になれば幸いです。

※本はもともと紙派だったのですが③、④を読む頃からは電子書籍派になりました。

 

①「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由

その仕事、命よりも大切ですか?

表紙をめくると読者にいきなりこの言葉を投げかけてきます。

 

著者はブラック企業で働いていました。

「死にたい」なんて思ったことがなかったのに、ある日うっかり自殺しかけました。

我に返った著者は、すぐさま転職活動をし、無事に再就職し現在では元気に活動されています。

 

「死ぬまでがんばりすぎてしまうのはなぜか?」

ということを自身の体験から書かれていて、かなり共感できる部分がありました。

そうならないためにも、がんばりすぎないということは大事なんだなと思いました。

決して今ある仕事を日常的に雑にこなしたり、サボったりを推奨しているわけではありません

でも自分を追い込みすぎないでほしいという思いがつまっています。

 

この本は9割くらいが漫画形式になっています。

そのため心が疲れて活字を読む気力がないという方でも読める思います。

実際私はこの本を読む直前までは、「死にたい」と思う毎日を繰り返していました。

でも読んだあとは、色んな悩みやストレス・不安・トラウマなど自分の心にまとわりついて離れなかった負の感情がバカバカしくなりました。

休みたければ休めばいい、嫌なら仕事辞めちゃえばいい、お金がないなら借金すればいい・・・結局やろうと思えばだいたいのことは何とでもなると考えられるようになりました。

自分に逃げ道がある状態を作ったら心に余裕ができ、今の職場を辞めずに続けられています。

 

②自己肯定感が高まるうつ感情のトリセツ

①の本のおかげで私は「死にたい」と思うことはなくなりました。

ただし元がネガティブな性格のため、ちょっとしたことでふと心が沈むことがあります。

うつ感情・・・ストレス以上、うつ病未満のマイナスな感情

この本ではこのような定義づけがされています。

私はまさにこの「うつ感情」を抱くことが多いと自覚しています。

そもそも人は1日の中でおよそ6万回の思考をし、その内80%くらいがネガティブなことであると言われています。

うつ感情は誰にでも当たり前に発生し得るものだと言えますね。

 

本書は「うつ感情」とうまく付き合うにはどうしたら良いかについて丁寧に解説されています。

一部抜粋すると、

「ぜんぶ、自分のせいだ」と思った時は(P86~89)

Q. 他人とうまくいかなくて自身を失うと、「なにもかも自分のせい」と落ち込みます。

A. 人生はすべて自分で決めていい。心のままに生きることを、自分に許しましょう。

「なにもかも自分のせい」=自分にとって負担の大きい決断や行動を避けられる

しかしこのマイナス思考はとても依存度が高く、「自己肯定感」を消耗させて、心身の健康を損なってしまいます

また、自分を責めていたつもりが、「こうなったのはあの人も悪い」という思い込みが止められなくなる危険性もあります。

そして「ぜんぶ、自分のせいだ」と思った時のワンポイントアドバイスとして、

「人生はなんとかなる」「だから大丈夫」と気持ちを切り替えて、もっと自分を大切に。自分だけの人生を歩むことを、自分で自分に許してあげましょう。

ということが述べられています。

 

そして本書の一番最後には、

あなたの人生は、かならずうまくいくようになっている

ということが書かれています。

自分次第で人生はどうとでもなります。

あまり気張らず、適度に力を抜いて生きていこうと思いました。

 

③嫌われる勇気

この本はかなり有名なため、聞いたことがある方も多いかもしれません。

本書はアドラー心理学についてまとめられています。

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

そのため全ての悩みから解放されるには、

嫌われる勇気を持ちなさい

ということを伝えてくれています。

本書は全5夜(章)から構成されており「哲人」と「青年」の2人が対話する物語になっています。

対話形式のため、意外とすんなり読めてしまうような不思議な本です。

青年がこれでもかと反論していき、哲人の単なる理論の押し付けで終わらず、とことん議論し合うのが印象深く感じられました。

読んでいるうちにこちらが「青年」になっているような没入感があるため、小説を読んでいるような感覚になります。

本書は読みやすいのですが、完全に理解しようと難しいです。

何度も読んで自分の中に消化・吸収していく必要がある本だと思います。

 

 

④幸せになる勇気

「嫌われる勇気」の続編です。

ざっくりですが本書では幸せになるためには以下のようなことが必要と書かれています。

  • 自立をする必要がある
  • 勇気を持って愛する
  • 自分の人生は自分で選ぶ

 

数年後に教師となった青年が哲人を訪れる所から物語は始まります。

本書も「嫌われる勇気」と同様の対話形式になっています。

前作同様に案外すんなりと読めてしまいますが、やはり理解するにはけっこう難しいと感じました。

作中でも哲人が、

アドラー心理学ほど、誤解が容易で、理解がむずかしい思想はない。「自分はアドラーを知っている」と語る人の大半は、その教えを誤解しています。

というように話しています。

何回も読んで自分の中に落とし込むことが必要がありそうです。

ただ同じ本を何回も読むのは気が引ける方もいらっしゃるかもしれません。

私は割とそのタイプです。

それでも「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」は何回も繰り返し読もうと思った本です。

本書は多くの人から愛読されており、人生におけるバイブルとなり得る本だと感じました。

 

おわりに

いかがでしたか?

日本人は真面目な人が多いため、自分を犠牲に頑張りすぎてしまう傾向にあると思います。

「自分を大事にできないと他の人のことも大事にはできないよ」とよく上司に言われていました。

適度に自分を甘やかしてあげましょう。

かけがえのない「あなた」の悩み・苦しみの一助になれたのなら幸いです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回の記事もお読みいただけると嬉しいです。

それでは。

参考文献

1)統合失調症薬物治療ガイドライン 2022

2)失業保険とは?受給条件や支給額の計算方法、給付を受けるまでの流れを解説【クレジットカードのことならCredictionary】

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