みなさんこんにちは。りつです。
今回は薬剤師の中でも新人さん向けの記事になります。
この記事では、
- 現場で必要になる基本のことを知りたい
- 薬の使い分けを知りたい
- 薬歴の書き方を知りたい
こういった方におすすめの本・DVDをご紹介します。
おすすめの本
デキる薬剤師をつくる現場の教科書 知らないと困る“163 の常識”を学んで即戦力に!
本書は、学校では教えてもらえないような現場で必要な知識を学べます。
基礎、日常業務の常識、法規・制度・保険請求の常識、服薬指導の常識、コミュニケーションの常識、在宅医療の常識、最後にデキる薬剤師の常識というように7章から構成されています。
正直、薬剤師業界の常識は多すぎます。
でもそれは学校でほとんど教えてくれません。
そのため現場で教えてもらうか、自分で学ぶ他ありません。
本書では、そんな常識について詳しく解説されているため新人さんにはうってつけの本になっています。
私は薬剤師5年目くらいに本書を読んだので、新人時代にこの本を読んでおければよかったなと思っています。
薬局業務ガイドブック
本書は薬局業務の基本について書かれています。
調剤・鑑査・服薬指導の仕方はもちろんのこと、身だしなみなど一社会人としての基本的な部分についても記載されています。
そのため本書で1つずつ覚えて実践していけば、確実にステップアップできると思います。
私の薬局では教育担当者・新人さんにそれぞれ1冊ずつ配布されていました。
本書はメモを書き込めるスペースもあるため、その職場でのルールなども書き込めます。
新人教育に不安・悩みを感じている方には特におすすめの1冊です。
※ただし、少し大きめの本なので持ち運びには少し不便な点に注意です。
薬の比較と使い分け100
本書は同効薬の特徴と使い分けについて学べます。
98個の使い分け、その他2個の著者が知ってほしいことについて書かれています。
例えば、ARBのブロプレス(カンデサルタン)とニューロタン(ロサルタン)の保険適応の違いによる使い分けなどが書かれています。
ポイントとしてまとめられているため理解しやすく、欄外の「こぼれ話」もけっこうためになる内容になっていて勉強になります。
著者の児島悠史先生は読者に優しい書き方をされているため、新人さんでも理解しやすくなっています。
また本書は新人さんだけでなく、ベテランの方にもおすすめできる本になります。
私が新人の時に上司からおすすめされてとても勉強になったので、特におすすめしたい本の1冊としてご紹介しました。
児島先生の著作は他にもあり、どれもとっても勉強になるためおすすめです。
本書を読み終わってからも、もっと勉強したいと感じたら他の本もぜひ読んでいただければと思います。
↓児島先生はとても参考になるブログも書かれているためこちらもおすすめです。
薬歴ってどう書くの? 薬剤師のお悩み解決! ホンモノの薬歴の書き方
本書は薬歴の書き方について学べます。
この本ではPOS(問題志向型システム)の重要性についてかなり熱心に解説されています。
POSとは具体的に、
「①情報収集」→「②問題の明確化」→「③解決のための計画立案」→「④実施」
この4つのプロセスを繰り返し行うことで、患者さんが抱える問題を解決することです。
これが自然とできるようになると、格段に薬歴を書くスピードが上がると述べられています。
そのためにどうしたら良いかということが具体的に書かれています。
新人さんにはもちろん、薬歴に時間がかかる、A(評価)が中々書けないということに悩んでいる方などにもおすすめの1冊です。
おすすめのDVD
本ではないのですが、新人さんにぜひおすすめしたいDVDがあります。
実践的な服薬指導の仕方について学べるDVDです。
服薬指導のデモが流されて、良い点・改善点を挙げていき一緒に勉強できるようになっています。
服薬指導の流れをつかむには最適ですし、かなり専門的な部分もあるため、新人さんからベテランの方までためになる内容になっています。
全4巻になりますので、1巻を見て良かった・勉強になったという方は他の巻もご覧いただければと思います。
おわりに
いかがでしたか?
新人さんは覚えることがたくさんあって大変ですよね。
私は新人時代は物覚えが悪い方だったので、かなり注意を受けた覚えがあります。
今回紹介した本はどれも新人さんに役立つ本なので、毎日業務・勉強が忙しいと思いますが、ぜひ読んでいただければ幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の記事もお読みいただけると嬉しいです。
それでは。