意外と多い?お会計のトラブル

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みなさんこんにちは!りつです!

物を買ったり、サービスを受けたりする際にはお会計が発生しますよね。

もちろん薬局で調剤した際にも基本的にお会計が発生します。(生活保護、労災などの補助を受けている方を除く)

特に長く営業されてきたお店では、お会計時にお客さん(患者さん)とのトラブルが一度はご経験あるかもしれません。

私は当薬局で働いて7年目になりますが、この間だけでもお会計のトラブルは多くあったように感じます。

今回は実際にあった3つのトラブルと、その後にとった対策などをお話したいと思います。

 

 

目次

①おつりのトラブル

3、4年程前の出来事です。

午前中にAさんという患者さんが来局し、処方箋の対応をしました。

その後お会計を済ませました。

※当薬局では作業の効率化のため、会計は完全に事務さんに任せております。

 

お会計は920円です。

(千円を差し出す)
はい。

1000円からですね。
はい、80円のお返しになります。
(領収印を押して領収書を渡す)
お大事にどうぞ。

 

Aさんはその後、すぐ帰られました。

それから数時間して午後になり、Aさんが再び来局されました。

 

午前中に来たAだけど、おたくの会計間違ってるよ!
俺は1万円出したのにおつりほとんどもらってないよ!

えっ!本当ですか?
確認しますので少々お待ちください。

 

履歴とレジのお金を確認しましたが、1円のずれもなくピッタリ合っていました。

 

Aさん大変お待たせ致しました。
確認しましたが、間違いはなかったようです。

はぁ?そんなわけないだろ!
今日銀行から1万円おろしたのに、財布にお札が残ってないのはおかしいだろ!

申し訳ないのですが、確かに私は千円をAさんからお預かりしましたよ。

この薬局はそういう商売をするのか!
話にならないな!

 

Aさんは自分が正しいことを主張して聞き入れません。

事務さんは上司にこのことを伝え、社長にも連絡しました。

その後、1万円の損で済むならと仕方なしと判断し、やむなくAさんに1万円をお渡しして事態を収束させることになりました。

ただ・・・

業務終了後、レジ締め作業では-1万円のズレが出るはずが、ピッタリだったのです。

Aさん以降の間違いもなかったので、とても不思議でした。

 

りつ先生、レジにこっそり1万円入れた?

いや、入れませんよ。

うーん、おかしいなあ。
○○さん(事務さん)レジに1万円入れてないよね?

(暗い表情)
いいえ、入れてませんよ。

 

私と上司は、その事務さんが自分の1万円をレジに入れたのだと思っています。

ただ、彼女は頑なに違うと主張しており、真相は闇の中です。

悲しい出来事でした。

 

このようなおつりトラブル回避、新型コロナウイルス対策も兼ねて、2年程前にレジを自動精算機に変えました。

元々おつりのトラブル自体はそこまで多くはなかったのですが、導入後はゼロになりました。

 

 

②自動精算機が使えない

自動精算機はスーパーなどでよく見かけるレジですので、みなさんも馴染みあるかもしれません。

お札、硬貨を入れれば機械が正確に清算してくれる便利な機械です。

 

ただ、特にお年寄りでは使い方がわからないとクレームがよく入ります。

お札専用の場所、硬貨専用の場所にお金を入れるだけなんですけどね・・・。

事務さんは使い方がわからない人に優しく教えてあげているのですが、やはり何度来局されても慣れない方は多いですね😅

 

(何度も来局している人で)
えっ、会計が機械になったのはじめて知ったんだけど。

めんどくさいなあ、お金渡すから代わりに操作してよ。

よくわかんないから、お札入れるところに硬貨入れてもいいよね。

 

こういう方が特に多いですね。

導入初期よりは少なくなったと思いますが、今も半数程度の患者さんはお会計で手間取っている印象です。

こればっかりはどうしようもないので、毎回事務さんが説明してあげています。

 

 

③大量の1円玉を入れる人

お会計はできるだけ小銭を優先的に消費しますよね。

そのため普通に生活していれば、1円玉を大量に溜めるということはないと思います。

中高生のいたずらで、100円の商品を1円玉だけで清算するという行為をみなさんも聞いたことがあるかもしれません。

幸いにも当薬局では、最近までそういう方を実際に見たことはありませんでした。

 

ただ、ある時のことです。

Bさんという患者さんが処方箋を持って来局されました。

私は通常通り薬を用意し服薬指導を行いました。

お話したところ全然普通の方で、特に異常な点はありませんでした。

無事、服薬指導が終わりBさんは会計に向かいました。

Bさんは鞄からお財布を出すと思いきや、封筒を取り出しました。

その中には大量の1円玉が入っており、それを躊躇なく精算機の中に入れました。

思わずぎょっとしましたが、自動精算機なので多分大丈夫だろうとは思っていました。

封筒が空になると、今度こそお財布を出すと思いきやもう1つの封筒を取り出しました。

まさかね・・・と思いましたが、そのまさかでした。

また大量の1円玉が入っており、さも当然のことのように精算機に投入しました。

大丈夫だろうと思っていたレジは、さすがに1円玉が多すぎたせいか詰まってエラーを起こしてしまいました。

そのエラーの対応に追われ、レジの後ろには会計待ちの患者さんが集まっていました。

後ろの方はかなりイライラしていましたね(普通待たされればイラっとしますよね💦)

時間がかかりながらも、なんとかエラーの解消をしました。

しかしBさんはトドメとばかりにもう1つ封筒を出して1円玉を投入しました。

(もういい加減にしてほしいんですが・・・。)

最終的に足りない分は普通に100円玉などで清算していました。

後から事務さんから聞いた話では、

他のお店では1円で払わせてくれなくてねえ。

と言っていたようです。

そりゃいたずらか業務妨害と思われても仕方ないですしね💦

 

あまりに酷かったので、上司は対策を取ることにしました。

調べたところ、「法律上、硬貨での支払いは1種類につき20枚までしか使えない」というように定められているようです。

※「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」7条:貨幣は、額面価格の20倍までを限り、法貨として通用する

そのため、今回のように大量の硬貨を持ち込まれても正当に受け取りの拒否ができるようです。

法律に則り、当薬局でも硬貨20枚以上は拒否することになりました。

みなさんはそんなことはないでしょうが、万が一大量に硬貨が溜まってしまった場合は、銀行もしくは郵便局へ持って行き、いったん自分の口座に預けるようにしましょうね。

 

おわりに

いかがでしたか?

どうしてもお会計の処理が生じる仕事では、こういったトラブルは完全にはなくならないと思います。

ある程度対策を取っても限界がありますよね。

完全電子化でPayPayやクレカ決済だけにするなども現実的には厳しいですからね。

それでもトラブルが生じた際は、真摯に患者さんと向き合ってトラブルの解消に努めたいと思います。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

次回の記事もお読みいただけると嬉しいです。

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